捜査対象の男、自殺か 転落女児ひき逃げ 山梨で火災車両から遺体
静岡県焼津市の東名高速道路で観光バスから転落した小学六年、小久保実里さん(12)=愛知県美浜市=が、複数の車にひかれた死亡事故で、小久保さんをひいた疑いがあるとして捜査対象になっていた埼玉県狭山市の男性(41)所有の乗用車が山梨県内で車両火災を起こし、車内から遺体が発見されていたことが三十一日、静岡と山梨の両県警の調べで分かった。遺体の身元は特定されていないが、男性と連絡がついていないという。自殺の可能性が強く、身元の確認を急ぐとともに死因を調べる。
調べによると、三十日午前十時四十五分ごろ、富士河口湖町西湖の野鳥の森公園近くの樹海で、乗用車が燃えているのが見つかった。ナンバーから狭山市の男性の車と判明したが、遺体の損傷がひどく、身元の確認ができていない。三十一日午後に司法解剖する。
事故は二十六日午前一時五十分に発生。東京ディズニーランドから愛知県に向かって時速約八十キロで走行していた観光バスの窓から、小久保さんが転落し、複数の車にひかれた。
静岡県警は事故当時、現場を通行していた車の割り出しを進め、小久保さんをひいた疑いがある複数の車を絞り込んだ。司法解剖の結果、小久保さんは転落による負傷が致命傷になった可能性があり、業務上過失致死や道交法の救護義務違反(ひき逃げ)の罪に問えるかなどを慎重に捜査している。
(産経新聞) - 3月31日15時23分更新
婦女暴行未遂:元日体大生に懲役3年判決 後輩を襲う
日本体育大(東京都世田谷区)の体育会スキー部員が昨夏、宿泊先の秋田県大潟村のホテルで後輩の女性部員に暴行しようとした事件で、婦女暴行未遂、強制わいせつ罪に問われた、世田谷区深沢、元同大生、田中秀樹被告(22)の判決公判が25日、秋田地裁であり、田村眞裁判長は懲役3年(求刑・懲役5年)の実刑を言い渡した。
田村裁判長は「体育会系の上下関係で拒否できないことにつけ込み、わいせつ行為からエスカレートして暴行しようとしたことは、こうかつで悪質」などと述べた。
判決などによると、田中被告は昨年8月、ローラースキーの全国大会出場のため宿泊していたホテルで、別の男子部員(事件時19歳)=強制わいせつ罪で執行猶予付き懲役刑確定=と共に、一人でいた女性の部屋を訪れ、わいせつな行為をした上で、単独で暴行しようとした。【馬場直子】
毎日新聞 2005年3月25日 20時47分
「ちょっと待った」男逮捕 小学女児誘いわいせつ
大阪府警東淀川署は30日までに、小学生女児を自宅に誘い体を触ったとして、強制わいせつの疑いで大阪市東淀川区井高野、自称アパート管理業山本弘美容疑者(59)を逮捕した。
山本容疑者は「世の中の悪!ちょっと待った!」などと書き、自分の写真や似顔絵を付けたシールや鈴を無料で配る「ちょっと待ったおじさん」として近所では有名で、テレビのバラエティー番組で取り上げられたこともあったという。
同署は山本容疑者が以前から、シールなどで子供の関心を引き、部屋に誘い込んでわいせつな行為を繰り返していたとみて余罪を追及する。
調べでは、山本容疑者は昨年12月下旬、自宅で小学4年と2年の女児2人の体を触るなどわいせつな行為をした疑い。
(共同通信) - 3月30日17時18分更新